大伴家持 - Wikipedia: "大伴 家持(おおとも の やかもち、養老2年(718年)頃 - 延暦4年8月28日(785年10月5日))は奈良時代の政治家、歌人、三十六歌仙の一人。長歌・短歌など合計473首が『万葉集』に収められており、『万葉集』全体の1割を超えている。このことから家持が『万葉集』の編纂に拘わったと考えられている。『万葉集』卷十七~二十は、私家集の観もある。"
名門大伴家の家長で教養人、万葉集の編者でもあるが、晩年は不遇であった。最後の役職は陸奥按察使・持節征東将軍、鎮守府将軍であるが、名門大伴家としては まあまあというところ。藤原一族にいびりまくられた。死んだのは多賀城であったのか都であったのかも不詳。でも歌人としての大伴家持は、それよりずっと以前、天平宝字2年(758年)に死んでいた。その年正月の家持最後の歌:
新(あらた)しき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと)
「いいことが起こればいいなあ」という家持の切々たる思いが伝わってくる。万葉集の最後を飾る歌でもある。
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